ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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プレナスチャレンジリーグ2014第2節 vsスフィーダ世田谷FC
春が遅い信州でも各地で桜がぼちぼち咲き始め、先週から始まったプレナスチャレンジリーグの2014年シーズンも待望のホーム開幕戦を迎えた。
前節で静産大磐田ボニータに4-1と圧勝して注目度の高いホームお披露目となった我等がパルセイロ・レディース、今日は優勝候補の一角であるスフィーダ世田谷を迎えての一戦。
堂々の首位攻防戦であります!!

・・・え、まだ始まったばかりで気が早過ぎるって? まーまー固い事言わずに。 一度でいいからレディースの試合でこの言葉を使ってみたかったもんで。。。

さて、今年のレディースといえばなんと言っても鳴り物入りで入団した#10横山久美選手に大きな注目が集まるが、そんなスーパーエースが佐久陸に駆け付けたパルサポにどんなパフォーマンスを見せてくれるか、そしてセンターラインを中心に大型補強を敢行した新生・レディースが今まで全く歯が立たなかった世田谷相手にどんな戦いぶりを見せてくれるかが焦点ともいえるこの試合、注目の結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ・レディース 3(2-0・1-3)3 スフィーダ世田谷FC
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まず最初の注目点だったスタメンは、新入団選手6人・現有選手5人という構成で、去年までの主力だった#10浦崎優香や#24内山朋香はリザーブに回り、#7高木奈央や#16波多野早といったあたりはベンチにも入れないという感じで、改めて選手層が厚くなったと感じたが、やはり新入団選手が過半数を占めるチーム構成のせいか連携面は今一歩で、ボールを持つ時間が少なく中盤を飛ばして前線に張っている#10横山をめがけてロングボールを蹴り込むパターンが前半を中心に多く見受けられた。

その一方、さすが地力に勝る世田谷はボールを繋いで攻撃に回る時間が長く、何度かヒヤッとする場面もあり、ウチが風下側に立っていた事も相まって「前半はなんとか我慢してスコアレスで折り返してくれれば御の字かな・・・」と思い始めた矢先の前半25分、右サイドでボールを持った#10横山がドリブルで切れ込み思い切り振り抜いたミドルシュートがファーサイドのネットに突き刺さり、なんとパルセイロ・レディースが先取点をゲット!

それにしても横山久美という選手、本当にモノが違う。
ひとたびボールを持てば相手ディフェンダーが2人くらいかかってきても軽く引きちぎり、シュートやキラーパスなど絶対になにかやってくる。
この先制ゴールもまさに“なでしこクラス”・・・ いや、ちょっと大げさかもしれないけど“ワールドクラス”と言ってもいいくらい見事な個人技からのものであり、これだけでも今日の入場料500円を払って十分オツリがくるくらい価値のあるものだった。

これで勢いに乗ったレディースは選手の動きもよくなり、前半のアディショナルタイム突入直前には敵陣右サイドで得たフリーキックのチャンス、キッカー横山の絶妙なボールを#18矢島由希がうまく合わせて追加点!!
全体的にはウチが守勢に回る中、まさにワンチャンスを確実にモノにして2点リードで折り返すという、良い意味で予想を裏切る展開の前半だった。

そして、「まさか、あのスフィーダに勝っちゃうの?!」と信じられないような気持ちで迎えた後半だったが、しかし、世の中そんなに甘くない。
後半10分、ウチの甘いディフェンスの隙をついて左サイドから中央に斬り込まれると、走り込んできた世田谷のエース#10薄田春果に決められて失点。
また後半23分にも守備の甘さを突かれて連続失点し試合を振り出しに戻されてしまう。

こうなると後は世田谷の実力に押されてしまうか・・・と思ったが、その4分後に得たコーナーキックのチャンス、キッカー横山のボールを#20内山智代がドンピシャ頭で合わせて勝ち越しのゴール!!!
合わせた内山智も見事だったが、1ゴール2アシストと全ての得点に絡む大暴れの横山は本当に“圧巻”の一言に尽きる。

こうなれば後は全員が死ぬ気でリードを守り抜いて世田谷から夢の勝ち星ゲットを・・・と必死に応援したが、後半41分に自陣左サイドで与えたフリーキックをまたしても#10薄田に決められて再び追い付かれ、結局そのままタイムアップ。
手の中に収めかけた“大金星”をあと少しのところで取り逃がす結果となってしまった。

という訳で、最後は少し悔しい思いもしたし、実力的にはまだまだ世田谷の方が一枚も二枚も上手だという実感もあったけど、内容的には“首位攻防戦(笑)”に相応しい白熱した本当に面白い試合だったし、あの世田谷から初めて勝ち点1を取れたという事を素直に喜びたいと思う。

この試合は一にも二にも横山選手の大活躍が強烈だったが、その他に印象に残った選手として、まずGKの#1池ヶ谷夏美選手。
何度もあったピンチの場面でも冷静に対応し、また普通ならパンチングで逃れるような難しいシュートもまるで手に吸い付くような見事なキャッチングでセーブするなど、セービング技術の高さも目立った。

またMFの#4重政絵(かい)選手は、ロングボール主体だった流れの中でも中盤でなんとかボールを収めて展開を図ろうという姿勢が見られたし、攻守にわたり積極的にプレーに参加してボランチとしての役割を十分こなしており、トップの#5大橋選手のようなチームの中心選手になり得る名バイプレーヤーという印象を持った。

そして現有選手も、キャプテンの#2田中菜実選手は相変わらずの安定した守備と勇気あるブロックでディフェンスラインをしっかり統率していたり、#20内山智代選手は体を張った粘り強いプレーで相手の攻撃を阻止してウチの持ち味であるハードワークをしっかり体現していたり、、#11橋浦さつき選手は今年もトレードマークである元気印の快足で果敢に敵陣に向かっていったりと存在感を見せてくれた。

一方、この試合で個人的に感じた課題として、まず攻撃面では前記のようにロングボール主体でボールの支配率が低く、良くも悪くも“久美ちゃん頼み”というところが見受けられた。
これはシーズン序盤でチームの熟成度が低く、また横山という絶対的な存在があるので仕方ない部分もあるが、今日はうまくハマったものの横山だって大怪我による戦線離脱やスランプ、相手からの徹底マークなど100%の力を出し切れない事態だって絶対に無いとはいえないし、目先の結果だけにとらわれずチーム全体で勝ちに行けるよう連携を高めていかなければならない。
この点については、#4重政に#6吉田葵と名ボランチが2名揃った事だし、ここを起点に#20内山智や#9濱垣香菜などが絡んでしっかりとボールを繋いで試合をコントロールできるようになってほしい。
トップの#10宇野沢選手のように、横山選手が絶対的エースでありながらもチームの“駒”の一つとして機能するようになれば、きっと劇的に強く魅力的なチームに変貌する事だろう。

そして守備面では、やはり開幕直後で連携が取れていないせいか、相手に攻め込まれた時にプレッシャーが弱かったりパスやドリブルに振り回されてしまう、いわゆる“受け身になる”場面が見受けられた。
今日の3失点のうち、1失点目と2失点目はそうした守備の甘さからきたもので、もっと厳しく行っていたら少なくとも1つは阻止できたんじゃないかという気がする。
ただこれについても、ディフェンスリーダーの#2田中を始め#3大島稀、#5金札杏、#18矢島由希と今日出場の4バックについては決して能力的に劣っていた訳ではないし、これから試合を重ねていく中で連携も深まり守備にも安定感が出てくるものと期待している。

と、今シーズンの初観戦という事で長々と書いてきたけど、これだけ課題が多い中であのスフィーダ世田谷と互角に渡り合い勝ち点1をもぎ取れたというのは大きな収穫で、今後に大きな期待を持たせる試合だった。
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そして次節は、ここまで強豪相手に結果を出してきたウチにとって本当に真価が問われる重要な試合、アウェイでの常盤木学園高校戦となる。
相手は高校生チームという性格上、新学期の4月はまだ始動したばかりでチームとして固まっていないせいか、開幕戦は新規参入のASハリマに0-1で敗れてしまったが、今年もリーグ上位に君臨するであろう強豪チームである事には変わりなく、チャレンジリーグ創設時からコテンパンにヤラれまくっていたスーパー高校生軍団と最後まで互角に競り合う事ができれば、選手達も大きな自信を得られると思うしチームとしてもグッと成長できるハズだから、選手達は「絶対に勝ってやる!」という強い気持ちで敵地に乗り込み、今日の試合に引き続き常盤木からも初の勝ち点を持ち帰ってきてほしい。
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コメント
この記事へのコメント
横山選手、得点を決めたあとに本田監督に飛び付いていましたよね(笑)
やんちゃ坊主みたいでかわいいなー。
2014/04/14(月) 18:26:44 | URL | 某コテ #-[ 編集]
更新お疲れ様です。
まさにブログ主さんのおっしゃる通りですね。
これからもスーパーエースを軸に、チームの連携を深めて一つでも上の順位を目指して欲しいと思います。
今後のレディースの成長と、大阪・ノジマ・世田谷など有力チームの状況にもよりますが、来期の昇格充分に可能性があると思ってます。
頑張れ、パルセイロレディース!!
横山選手も宇野沢選手と同じく、この人のプレーが見られるだけでも入場料の元は充分にとれます。
背は一番低いけど、レベルは頭三つ分くらい抜けてます。
2014/04/14(月) 19:32:25 | URL | 豆兄 #yFqh3lOg[ 編集]
某コテ様
そうそう、一番遠いサイドから本田監督めがけて一心不乱に駆け寄って抱き着いてましたね。
これぞ“師弟愛”ってヤツでしょうか?(笑)
あれでスタンドも一層盛り上がりましたよね。
個人的には、望遠レンズでの撮影が許されていたら本当に最高の一枚が撮れていたのに・・・とリーグのお達しを少し恨めしくも思いましたが。。。
とにもかくにも、これからもあんなシーンを何度も見せてほしいものですね。

豆兄様
それにしても横山選手、スゴい事は知っていたけどあれほどまでとは思いませんでした。
あれだけのプレーが見られたら入場料の500円なんて安いもんですよね。
ただ、“横山久美がいるチーム”は魅力的ですが“横山久美のチーム”にだけはなってほしくないというのが本音で、横山選手に引っ張ってもらってチーム全体が底上げされてくれば、本当に昇格の可能性が出てきますね。
新戦力の加入で一段と面白くなったレディース、これからも大いに楽しみながら気合入れて応援していきましょう!!
2014/04/16(水) 21:09:08 | URL | ぼー #-[ 編集]
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