ぼちぼちいこか
AC長野パルセイロ・信濃グランセローズを中心に、スポーツいろいろ見聞録
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プレナスチャレンジリーグ2014第12節 vs福岡J・アンクラス(+トップ試合雑感)
レディースの前回のホームゲーム・東和田での高槻戦は自分は仕事があって行かれなかったので、レディースの試合を見るのは5月25日のセレッソ戦以来約1ヶ月ぶりのご無沙汰となってしまった。
この間、レディースは1分2敗と苦戦しているが、今日の試合は下位チーム相手なので是が非でも勝っておきたいところ。

ただ、その対戦相手の福岡J・アンクラスはここまで11位と確かにウチより下位にいるが、2年前までは1部に在籍していたチームだし、去年南長野で対戦した時はウチが勝たせていただいたけど最終盤に連続失点して向こうの底力を見せつけられており、またそれよりずっと以前の5年前、レディースがまだ大原学園だった時に見たスピーディーなパスワークで圧倒された試合が未だ強烈に印象に残っており、自分の中では福岡はまだまだ強豪チームの部類に入っている。

そんな福岡に気持ち良く勝つ事が出来れば、少し萎みかけた勢いを再び取り戻す事ができるだろう。
厳しい夏場、そして勝負どころのシーズン後半戦に向けて弾みをつけたい大事な一戦、その結果は以下の通り。

AC長野パルセイロ・レディース 3(0-0・3-0)0 福岡J・アンクラス
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この試合、前半はとにかく両者に動きらしい動きがほとんど無かった。
福岡はウチがボールを持つと2~3人がすかさずキツいプレスを仕掛けてくるので、選手はボールをつないだりドリブルで前へ上がる事ができず、必然的にロングボールが多くなり相手に楽々クリアーされてしまう。
対する福岡も前線の選手めがけてのロングボールが多く、そのせいで立ち上がりから10分くらいはボールがピッチを転がっているより空中に浮いている時間の方が長かったんじゃないか?と思うくらいボールが落ち着かず、その後も中盤でのボールの取り合いや潰し合いが続き、ウチに5連続コーナーキックのチャンスがあったり相手がインターセプトからゴール前に迫る場面があったりと小さな山はいくつかあったが、全体的にはこれといった山場も無く何となく淡々と時間が流れていったような印象だった。

これは、プレースタイルも実力的にも似かよった者同士がお互いの良さを消し合い、“ガップリ四つ”というようなハイレベルなものではない消極的な“両すくみ”状態になってしまったんじゃないかと自分は思ったのだが、現地に行かれた方の感想はいかがだろうか?

そんなこんなで前半が終わり、「こりゃこのままの流れならミスをした方が負ける“ガマン比べ”の試合になりそうだ・・・」と覚悟して臨んだ後半だったが、右サイドの#10橋浦さつきや#14浦崎優香にボールが収まりだして徐々にウチがいい形を作り出していくと、後半8分に待望の先取点をゲット。
コーナーキックのこぼれ球を#4重政絵が見事なミドルシュート、これはGKが正面でパンチして防いだがそのこぼれ球を#18矢島由希が押し込み、それもクリアーされたがこぼれ球をミドルで待っていた#6吉田葵がフリーの状態から“十八番”のミドルシュートを放ち、それが豪快にゴールネットに突き刺さった。
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(女子サッカーは望遠レンズ禁止なので大きく寄れないのが残念だけど、オレンジの塊の中央で揉みくちゃにされているのが吉田選手です。)

これで波に乗ると選手達にもいつものようなプレーが戻り、ウチが優位に試合を進めていく。
前記の橋浦・浦崎の右サイドに加え、スーパーエース#10横山も何度か果敢にドリブル突破を仕掛け、それらは福岡も必死に体を張って防いでいたがボディーブローのように効いてきて相手の運動量が落ちてくると、後半34分、右サイドでボールを持った#11橋浦さつきがお得意のドリブルで駆け上がり、ゴールライン際の角度の無いところから放った低く早いクロスボールが慌てて戻ってきた相手選手の足にジャストミートしてゴールに入る、99%橋浦のゴールと言っても差し支えないようなオウンゴールで値千金の追加点。

それでも、福岡も去年見せたような粘り腰で反撃する場面もあったが、決定的なピンチも#1池ヶ谷夏美の“マグネットハンド”が相手のシュートを横っ飛びでがっちりキャッチし、その他の場面も守備陣が落ち着いた対応でゴールを割らせない。
そしてアディショナルタイムには#10横山久美が貫禄の中央突破からのシュートで“締め”の3点目を加え、前半の停滞ムードから一変し、終わってみれば快勝と相成った。
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それにしても前半を終えた時はどうなる事かと思ったが、1点目はセカンドボールをしっかり拾っての波状攻撃、2点目は相手のミスを誘うスピード感あふれるクロス、そしてスーパーエースの面目躍如たる3点目と、得点シーンはどれもこれも去年まではまずお目にかかれなかったような見事なもので、選手個々としてもチームとしても大きく成長した証を感じ取った。
そしてディフェンスに関しても、相手の精度の悪さに助けられた部分もありもっとスピードのあるチームならヤラれていた可能性もあったが、それでも#2田中菜実・#3大島稀・#14浦崎優香・#18矢島由希の4バックは概ねうまく統制され無難に守備をこなしていたんじゃないだろうか。

特に#14浦崎は、自分が前回見たセレッソ戦では不慣れなポジションに守備が後手後手に回ってしまう場面も見受けられたが、今日は動きもだいぶサマになってきたように感じた。
このようにかつてレギュラーを張っていた選手が新戦力の台頭で一旦はポジションを追われたものの、別のポジションでチャンスを与えられ少しずつ順応しながら新しい“職場”で再び活躍していくのを見るのは本当に嬉しいものだ。
これで浦崎が右サイドバックに定着できるようになれば攻撃面でも厚みができて、パルセイロ・レディースにとって大きな武器となるに違いない。

レディースの次節はアウェイでの愛媛FCレディース戦。
今シーズンの愛媛は現在10位と少々苦戦しているようだが、ウチとの通算対戦成績は1勝2分1敗と全くのイーブンであり、過去2年の順位から見ても実力的に大差ない相手と言えるだろう。
そんなチームにしっかり勝つ事が出来れば、今日の試合に引き続きチームの成長が確認できるだろうし、はるか『しまなみ海道』を越えての長距離遠征で大変だとは思うが、今日の後半のように最後まで走りを緩めないハードワークで“オレンジダービー”を制しチームに更なる勢いをつけてほしい。
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そして・・・

明治安田生命J3リーグ2014第17節@町田市立陸上競技場
FC町田ゼルビア 1(0-0・1-0)0 AC長野パルセイロ

J3第2クールの大一番、そしておそらく全国のJリーグ・フリークが注目していたであろう首位攻防戦は、後半30分に失点しての悔しい敗戦で“野津田越え”とはならなかった。
スタッツを見るとシュート数も11-11と同数で、またJ3リーグ公式HPの戦評を読むと今日は強力なディフェンダーの“クロス・バー”選手が大活躍だったようで、これらの事からも緊迫した試合展開が想像できるが、最後はホームで負けられない町田の“意地”や“気迫”に押し切られてしまったのかな・・・

この結果、パルセイロは順位は2位をキープしているが町田との勝ち点差は5に開き、また昨日勝利した3位の金沢が勝ち点1差まで肉薄してきた。
町田は去年はチーム作りが失敗して降格してきたJFLで4位に甘んじてしまったが、その悔しさもあってか今年は本来の強さを完全に取り戻しており、また3位の金沢も今年はウイークポイントだった守備力を大幅アップさせてしっかり“3強”の一角に食い込んでおり、そんな強豪2チームに挟まれてウチもかなり厳しい状況になってきた。
ただ、幸か不幸かリーグ戦はこれから天皇杯のため約1ヶ月間の中断期間になる。
ウチもまずは新潟県代表との1回戦を戦い、順当にいけばジェフ千葉との2回戦があって試合自体は続くが、カップ戦である天皇杯は熾烈な優勝争いと“昇格”という重い命題を抱えて戦うリーグ戦とは違う雰囲気で選手達も気分転換になるだろうし、今年のウチはシードされて県予選は免除なので来週は試合がなく、今日の試合の課題修正などに時間を充てる事もできるだろう。
それに去年も、それまでは勝ってもあまりパッとしなかったのが天皇杯で旋風を巻き起こしてその勢いのままリーグ戦も優勝まで一気に突き進んだ訳だし、今年だってまだまだ十分に可能性は残されている。

そんな訳で今日は本当に悔しかったけど、町田とはもう1戦残されており、それも我等が“どホーム”である長野市営陸上競技場で行えるので、今度はオレンジ色に染まった東和田で満員のスタンドの大声援を追い風に、今日の悔しさを何倍にもして返してやりましょう!
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コメント
この記事へのコメント
レディースの応援、お疲れ様でした。
勝利おめでとうございます。後半に立て直せたのは監督と選手たちの力ですね。

昨日は町田に応援に行くことも考えたのですが、お天気があまり良くなかったのと、お持ち帰りの仕事が少しあったので、ヘタレになってしまいました。スミマセンm(_ _)m
次回のホームでの対決では絶対勝って下さい!

天皇杯、フクアリでお待ちしています。(ウチもこれからどうなることやら?ですが・・・)
普段の「フクアリグルメ」のお店がどの程度出店するかわかりませんが、カレーやソーセージを楽しんでいただけるといいのですが。
お会いできるといいですね。
2014/06/23(月) 20:21:21 | URL | パオロロッシ #-[ 編集]
更新お疲れ様です。
生憎の雨でしたが、後半は雨が止んで点が入って勝って良かったです。
前半の戦いぶり、消極的といえばそうかも知れませんが、とにかく前半は失点0でって感じだったんじゃないでしょうか。
とにかく前半の早い時間帯での失点が、これまでの負けパターンだっただけに。
相変わらずパスミス多かったけど、攻守の切り替えとカバーリング、1対1で簡単にやられないしぶとさなどは、今季で一番だったと思います(ホーム限定ですが)。
相手にミスが多かったのも、レディースイレンブンのプレッシャーが効いていたからなんじゃないでしょうか。
監督の理想とはだいぶ違うのでしょうが、とにかく無失点勝利を目指して見事成し遂げた事は賞賛に値しますし、チームにとっても大きな事だと思います。
昨日のような試合をすれば、強豪相手でも互角に戦えると、選手達には自信を持って貰いたいです。
それにしても昨日の試合も、チャレンジリーグでは反則級の橋浦スピード&スーパーエースの超絶個人技と、入場料の3倍は楽しめました(笑)
勝敗にかかわらず、この2人のプレーは一見の価値があると思うのは、決して身内びいきじゃないです。
2014/06/23(月) 22:16:47 | URL | レディース・ファン #-[ 編集]
パオロロッシ様
レディースは往年のヒット曲にある『3歩進んで2歩下がる』のフレーズのように、結果が出ない時もあるけど試合ごとに確実に成長しているようで、観戦に行くのが本当に楽しみです。
この試合も後半に入ってからの選手達のたくましいプレーぶりに、雨模様の天気も忘れて大いに楽しませてもらいました。
そしてトップは、両者のプレー以外の要素が結果に大きく絡んでしまったというところで残念な部分もあったけど、両チームの監督コメントやサポのツイートを読む限りでは両者の持ち味が出たナイスゲームだったようで、敗戦自体は悔しかったけど今後の巻き返しに期待が持てました。
次回の対戦でも全国のサッカーファンが羨むような素晴らしい試合を展開し、そして必ず勝利してほしいものですね。
そしてそして天皇杯、ウチは一応1回戦を戦わなければならないけど、まぁそこは順当に突破したものとして話を進めさせてもらいますが、まさか自分がJ2以上のカテゴリーで最も好きなチームであるジェフとこんな形でこんなに早く直接対決が実現するとは思いませんでした。
ジェフも監督が代わって大変な時期ですが、それでもパルセイロにとって格上である事に変わりはなく、オシムの魂を受け継ぐジェフのパスサッカーとクラブ発足当時から代々の選手が強い信念で育んできた信州産パスサッカーのガチンコ勝負は今から本当に楽しみです。
自分もチケット発売早々にメインの指定席を手に入れて、試合当日を指折り数えています。
パオロロッシさんとは初めて“敵”として対峙することになりますが、どうぞお手柔らかにお願いいたします。

レディース・ファン様
この記事をアップしたすぐ後に公式HPに本田監督のコメントが載りましたが、それを見て「なるほど!!」と激しく納得しました。
自分達のストロングポイントを確認してやれる事からやっていくというのは、吉田選手のミドルシュートといい橋浦選手の突破といいまさにその通りで、だからこそ後半になってからは選手達の動きも良くなって、レディース・ファンさんが言うところの“今季で一番”の試合になったんだと思います。
確かに本田監督やトップも含めたクラブ全体としての理想の形はあると思うけど、ウチのレディースの選手は他所にはない独特で強烈なストロングポイント(個性)を持った選手が多いので、あまり難しい約束事はせずにこういった単純明快な指示を出したのは大正解だったと思うし、それを実際にやってのけた選手達はアッパレでしたね。
この各自が自分の長所を出しての快勝で選手達も気持ちが軽くなって、チームとしても一皮むけたんじゃないでしょうか。
これまで以上に、レディースの今後の躍進に大いに期待したいですね。
2014/06/24(火) 21:41:51 | URL | ぼー #-[ 編集]
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